三通目の手紙もまた私の下駄箱に入ってた。
今度こそ…と思いながらも、私はまたしても封を切ってしまった。
少しでも楠君の事が知りたい。
そんな身勝手な思いで。
今日の楠君はあまり奈々ちゃんと一緒にはいない。
奈々ちゃんが不安そうに楠君を見ていても、その視線を避けてるみたいだった。
そして、事もあろうに私の所に来て、みんなが見ている前で親しげに声をかけてきた。
「昨日話した本、持ってきたんだけど、読む?」
クラスの女子の視線が一気に集まるのが分かって恥ずかしくなったけど、すごく嬉しい。
「あ、ありがとう。
でも難しそうな本だから理解出来るかな…」
「大丈夫だって!
俺が読める位なんだから」
「いや…私、頭悪いし…」
「そうなの?
もしかしてさ、勉強の仕方、わかんなくなるタイプじゃねぇ?」
「うん、そう…」
「アハハ、やっぱなー。
何かそんな感じするわ。」
私は眩暈がしそうだった。
今度こそ…と思いながらも、私はまたしても封を切ってしまった。
少しでも楠君の事が知りたい。
そんな身勝手な思いで。
今日の楠君はあまり奈々ちゃんと一緒にはいない。
奈々ちゃんが不安そうに楠君を見ていても、その視線を避けてるみたいだった。
そして、事もあろうに私の所に来て、みんなが見ている前で親しげに声をかけてきた。
「昨日話した本、持ってきたんだけど、読む?」
クラスの女子の視線が一気に集まるのが分かって恥ずかしくなったけど、すごく嬉しい。
「あ、ありがとう。
でも難しそうな本だから理解出来るかな…」
「大丈夫だって!
俺が読める位なんだから」
「いや…私、頭悪いし…」
「そうなの?
もしかしてさ、勉強の仕方、わかんなくなるタイプじゃねぇ?」
「うん、そう…」
「アハハ、やっぱなー。
何かそんな感じするわ。」
私は眩暈がしそうだった。