「久しぶりのイケメンよ!

これから学校が

楽しくなりそうねえ♪」



そんな調子に

奈緒美ははしゃいでいる


そんな奈緒美を見ていたら

目があったことは

なんだか恥ずかしくて

言えず仕舞いになってしまった


もしかしたら

見つめあっていたということは

わたしの勘違いで

先生は違う人のことを

見ていたかもしれないし…



でも

やっぱり先生の

あの瞳はなんだか

今でも思い出してしまう…










「…あっ!」


わたしは思い出して

立ち止まった