「お前…っ!」 車椅子から立ち上がろうとすると、激痛がはしる。 「美桜、あいつ…誰?」 琥珀は男を警戒したように話す。 「私を、刺した男…」 男は、また顔が見えない。 ただ口元は…口角が少し上がっていた。