「すみません!通してください!」






「あなたは如月さんにいつもお見舞いにきていた…」







ちょうど運ばれているのは蓮翔だった。







「蓮翔!蓮翔!なにがあった?!」





体のあちこちから血を流している蓮翔。









「…冴、島が…せめて、きた………琥珀…美桜を…助けて、くれ…!」






俺の服の袖を掴みながら蓮翔は悔し涙を流した。