普段なら気にもとめないはずが、何故かその日は気になった。 その女こそ、詩葵だった。 白いワンピースの袖から出ている手は、傷だらけで…俺は翠蓮倉庫へ運んだ。 その話をまだ美桜も来ていない時、「今じゃその詩葵が治療係だもんな」なんて話してた。 その矢先にこれだ。