「……み…………お………み……お………美桜……!」 遠かった声が近くで聞こえ、目を開けると琥珀がいた。 「…こは、く…」 お腹の傷で思い出した。 …あの男は、誰だ…? 「美桜、それ誰にやられた?顔、見たか?」 琥珀は眉にしわを寄せ聞いてきた。