わかんない〜と泣きながら天川ちゃんは問題集を手にかける
、、、
なかなか進まないみたいだけど、
見てみると、
「天川ちゃん、そのままだと10点行くかもわからないよ?」
「、え」
ペンを持ってる手を止めて俺を見た
答えの欄を見てみても
今のとこ20問のうち、
3つしかあってない
「まじな話」
「、、、どうしよう、」
「優香、あんたテストはいつも最悪だったもんね、」
それに吹奏楽って授業公欠が結構多いし、、、
「天川ちゃん、テストだって思っちゃって焦って問題見ちゃってるからじゃない?」
「?」
「1回深呼吸しよっか、リラックス」
頭に"?"をつけている天川ちゃんに深呼吸させ、ゆっくりと問題を読ませ、
1から順に教えていくと
「あ!出来たじゃん!よしよし」
「あって、る?やったー!」
「よし!次やろう!」
ちゃんとひとつ1つ丁寧に教えていけば天川ちゃん解けるじゃん
その調子で次々と解いていく
教えないでもちゃんと解けてる


気づけば外はもう暗い、
天川ちゃんがんばったなー
「3人とも、夜ご飯どうだい?生姜焼きだよ」
「「「頂きます!」」」