「凉くん!一緒に帰ろうよ!」 喋りかけてきたのは隣のクラスの山菜旭。 「あぁ。」 俺、倉橋凉はこいつと今付き合っている。 何処がどう好きでとかじゃなくて、何となく告られた時 に俺の事を思ってくれてるって少しだけ浮かれたからだ。 「それでね!その時あかりがさぁ!」 たわいもない話を交わす。それが日常。