☆☆☆
放課後、3人で教室を出た瞬間後ろから初美が呼び止められた。
振り返ってみると、底に立っていたのはサッカー部の田中君だった。
「あの、先輩に話があるんです」
顔を赤らめてそう言う田中君。
あたしたち3人は目を見交わせた。
1年生と2年生の教室は階も違う。
そんな中わざわざやって来て、赤面しながら引き止めると言う事は、告白かもしれない。
「いいけど……」
初美は戸惑ったようにあたしと真弥を見た。
「どうぞどうぞ。あたしたちは先に行ってるから、ごゆっくり」
真弥はそう言い、あたしの手を握りしめてそそくさとその場を後にしたのだった。
放課後、3人で教室を出た瞬間後ろから初美が呼び止められた。
振り返ってみると、底に立っていたのはサッカー部の田中君だった。
「あの、先輩に話があるんです」
顔を赤らめてそう言う田中君。
あたしたち3人は目を見交わせた。
1年生と2年生の教室は階も違う。
そんな中わざわざやって来て、赤面しながら引き止めると言う事は、告白かもしれない。
「いいけど……」
初美は戸惑ったようにあたしと真弥を見た。
「どうぞどうぞ。あたしたちは先に行ってるから、ごゆっくり」
真弥はそう言い、あたしの手を握りしめてそそくさとその場を後にしたのだった。