わからない。
どうして雄大がそんなことを言うのか。
昨日言っていた付き合おうとしてる子は間違いなくゆずのことだ。
友達の好きな人であって、これから友達の彼氏になるかもしれない人。
そんな人、好きでいちゃいけないってわかってる。
それなのに、こっそりと耳打ちされた耳が熱い。
「いや、マジで港は危険だから」
「たしかに何度か妊娠なったわ」
「だろー?」
「いや、ゆずになんもしてねぇし。俺」
3人が楽しそうにしてる姿をただ見てるだけのあたし。
あたしの知らないあいだのことなんて、聞きたくない。
話に入りたくもない。
あたしはなぜいまここにいるんだろう。
ずっとずっと好きな人とその人とこれから付き合うだろう人。
そんなふたりをみていられるほど、あたしは強くない。
「ねぇ、亜実。今日のランチこの2人もいてもいいかな?」
「……っ、ごめん。あたし用事思い出したから、ゆずはこのままご飯たべていきなよ」
「えー?亜実とランチしたかったのに」
「また、今度ね!」
そう話して、みんなに手を振ってあたしはその場をあとにした。
どうして雄大がそんなことを言うのか。
昨日言っていた付き合おうとしてる子は間違いなくゆずのことだ。
友達の好きな人であって、これから友達の彼氏になるかもしれない人。
そんな人、好きでいちゃいけないってわかってる。
それなのに、こっそりと耳打ちされた耳が熱い。
「いや、マジで港は危険だから」
「たしかに何度か妊娠なったわ」
「だろー?」
「いや、ゆずになんもしてねぇし。俺」
3人が楽しそうにしてる姿をただ見てるだけのあたし。
あたしの知らないあいだのことなんて、聞きたくない。
話に入りたくもない。
あたしはなぜいまここにいるんだろう。
ずっとずっと好きな人とその人とこれから付き合うだろう人。
そんなふたりをみていられるほど、あたしは強くない。
「ねぇ、亜実。今日のランチこの2人もいてもいいかな?」
「……っ、ごめん。あたし用事思い出したから、ゆずはこのままご飯たべていきなよ」
「えー?亜実とランチしたかったのに」
「また、今度ね!」
そう話して、みんなに手を振ってあたしはその場をあとにした。