「約束って……これ?」
「うん」
否定するつもりはないらしい。
嘘でもいいから、なにか言い訳をして欲しかった。
「……なんで?」
「ごめん」
ただ、謝るだけ。
これは、あたしがまた信じようとした人に裏切られたことになるのだろうか。
「兄ちゃん!どういうことだよ!!」
下からすごい勢いで階段を上がってくる足音が聞こえる。
「なん……っで!?なんで、雪がおりてくだよ!」
春樹と一緒にいた人は、雪というらしい。
昌也も知ってる人ということだろうか。
「兄ちゃんも何か言われたのか!?」
「何も言われてないよ。俺は俺の意思でこうしてる」
「……っ」
どういうことだろう。
春樹の目に光が感じられない。
「違う!兄ちゃんもなにか言われたからだろ!……だって、兄ちゃんが亜実を裏切るわけない」
その雪という人は、何者なのだろう。
「やめろ、昌也」
「兄ちゃんも雄大みたいに、雪に!」
「……え?」
突然出てきた雄大の名前に、ぼーっとしていた意識がクリアになってくる。
「うん」
否定するつもりはないらしい。
嘘でもいいから、なにか言い訳をして欲しかった。
「……なんで?」
「ごめん」
ただ、謝るだけ。
これは、あたしがまた信じようとした人に裏切られたことになるのだろうか。
「兄ちゃん!どういうことだよ!!」
下からすごい勢いで階段を上がってくる足音が聞こえる。
「なん……っで!?なんで、雪がおりてくだよ!」
春樹と一緒にいた人は、雪というらしい。
昌也も知ってる人ということだろうか。
「兄ちゃんも何か言われたのか!?」
「何も言われてないよ。俺は俺の意思でこうしてる」
「……っ」
どういうことだろう。
春樹の目に光が感じられない。
「違う!兄ちゃんもなにか言われたからだろ!……だって、兄ちゃんが亜実を裏切るわけない」
その雪という人は、何者なのだろう。
「やめろ、昌也」
「兄ちゃんも雄大みたいに、雪に!」
「……え?」
突然出てきた雄大の名前に、ぼーっとしていた意識がクリアになってくる。