「今日は、何する?遥真!」
いつものように、凜が尋ねる。
「ん...。何でもいいよ?」
僕からしたら、優しさの塊の言葉なんだけど、

「あー!そういう投げやりな言い方は、ダメだって言ってるでしょー!遥真が、したいことすーるーのー!」

こうやって怒られる。僕がしたいこと?考えに考えた末に、思いついた。

「じゃあ、お互いに質問していこ?」
「え?質問?」
「うん。ほら、俺もさ凜のこといろいろ知りたいし!」
我ながら、いい提案をした!