「遥真がいないと私っ……」 凛は、遥真の両親の目の前で泣き続けた。 そんな凜の姿を黙って見ていた遥真の父親が、口を開いた。 「凛ちゃん。僕達もね、遥真がいなくなって悲しくないわけじゃないんだよ…??死にたいほど悲しいよ。だって、我が子だから」 「なら、どうして?!」