僕は、凜の前では笑い続けた。凜が、いつ目覚めても心配しないように。


凜が、目を覚まさなくなってから1ヶ月が経った。
凜の担当の医師が、僕を呼び出した。



イヤな予感がした。


残念なことに、その予感は的中してしまった。


「望月さんなんだけどね…。落ち着いて聞いてね?望月さんの命は、もって、あと2ヶ月になるかもしれない。」