けっきょく俺ん家で食事をすることになった。
この二人と店に入ろうもんなら、店がパニックになりそうだったし。

幸「えードラマ出演祝いと、4人出会えました奇跡に乾杯!」

槙・泰地・晴希「かんぱーい!」

未成年の俺らはもちろん、コーラでね。



幸「へー、二人幼なじみなんだ」

泰地「そう、ちっちゃい頃からの付き合い。
    槙のことならなんでも知ってるよ」

槙「やめろよ気持ちわりぃ!」

泰地「ひどい、あたしだけって言ったのに!」

槙「ごめん、遊びだったんだ」

幸「あははは、仲いいね!」

槙「そうか?
  幸とはるちゃんは、知り合ったきっかけっていうのは?」

幸「俺らも一応幼なじみっていうかな。
  小学生のころ、晴希をイジめている奴らがいて、そいつらを俺がぶっ飛ばしたのが出会いかな。ね?」

晴希「うん、本当幸には助けられた」

幸「何言ってんだよ」

幸が照れくさそうに笑った。

幸「俺もさ最初はヒーローごっこのつもりで、晴希助けてたんだけど
  そのうち晴希だからほっとけないみたいになっちゃってさぁ・・・」

泰地「かっこい~!
    よかったねはるちゃん、こんな素敵なボディーガードがいて」

晴希「うん、感謝してる」

幸「でも晴希は昔に比べ強くなった!
  今じゃ俺いなくったって何でもできるし、イジメられなくなったしな。
  ・・・ちょっと淋しかったり」

泰地「あははー親みたい!」