SIDE菜月。


0時。

ご飯も食べて、くだらない話やゲームしてたらもうこんな時間だよ。
いつも思うけど俊介といると、時間が経つのが早いなぁ。

今は俊介のベッドに二人寝転がって、世間話中。

菜月「俊介は明日は?仕事?」

槙「仕事はないけど七西大学のオープンキャンパス行こうと思って。」

菜月「七西?」

槙「うん。今の学力じゃそこが妥当だし。」

菜月「大学行ったら仕事はどうするの?」

槙「んー、正直な話、今回のドラマ次第かな。
  手ごたえ感じれば、大学行きながら続けたいけど
  今くらいの仕事量じゃ先は見えないじゃん?」

菜月「そうだね」

俊介なりにちゃんと考えてるんだ。

槙「今回の(ドラマ)が大ヒットして、Calm Heatくらい人気がでたら芸能界一本でいこうって
  泰地と現実逃避しちゃってるけどね。笑」

菜月「あはは、なーに言ってんだか!
    泰地は人気でても俊介はムリでしょー」

槙「彼女の言うことじゃないよ、それ!」

菜月「うわっ」

さすがに冗談でも不味かったのか、ベッドから突き落とされた。

槙「もういい、菜月は地べたで寝てください。」

菜月「寒いんですけど」

槙「知りませーん!」

菜月「・・・そうですか。
    槙さんは明日、オープンキャンパス何時からですか?」

槙「特に時間指定がないのでお昼くらいに行こうと思っております」

・・・この会話うける。

菜月「じゃあ9時くらいに起こしますね、おやすみなさい」

俊介に背をむけ板張りに寝転がってみた。
う、冷た。

槙「え、ちょっと!」

菜月「なんですか?」

やっとベッドに入れてくれる気になった?

槙「来てよ」

布団をぱふぱふさせる俊介。
自分から突き落としたくせに!って顔しながらも
ホッとして俊介の隣に寝転がる。。

と、同時に俊介はあたしの上にまたがった。
俊介のサラサラな髪が肌に触れ、唇が重なる。

槙「今日は寝せないですから」

・・・あとで後悔しても知らないからね。