「あのさ…和馬の恋を成功させたいんだー…」 手に力を入れながら語る隼人を、桃代は黙ってみていた。 「だからさ、お前花梨ちゃんと仲いいだろ?」 お前と言う言葉に、少し眉が反応したが、真剣に語っていた隼人に、何も言えなかった。 「だからさ!頼むっ!この二人をくっつけるために協力してくれ!」 手を合わせて頭を下げた隼人に、桃代は戸惑っていた。