そんな桃代と裏腹に隼人はと言うと…
どよ〜〜ん
と暗く重たいオーラを漂わせながら
目の下を黒くし、今にも倒れそうな顔付きで廊下を歩いていた。
そんな隼人に気を使ってか、いつもなら隼人を呼ぶ叫び声があちこちでしているのに、
今日は、そんな気配が感じられない。
「眠い…」
目をこすった
その時だった!
「「キャー!!今の隼人かわいかったあ〜〜」」
歓声がいつもの倍になってしまった。
モテる事は
時には疲れになるものだな……
本当にモテる事は
罪だよ…
隼人がそう思っていると他の男子が知ったら、
絶対に殴りに行っているでしょう。