「なんか、わかんないけど〜…」




「なによ?」



鋭く聞く夏樹。







「なんか、別に普通かなー…?」





顎に指を当てながら考え込んでいたが、すぐに答えを出した花梨に、夏樹は呆れた。






そして、花梨から体を離した。





「じゃあ、別にどーでもいいんじゃね?」





手を両側に広げながら、夏樹の後ろでボー然と立っている花梨に冷たく言い放った。