「和馬くんがメール冷たいんだよ〜」





「「和馬くんー…?」」





桃代と夏樹が互いに顔を合わせた。





「ほらぁ〜!前、隼人様と私のメアド聞きにきてた子!」





「あぁ〜!!」





桃代は、思い出したかの様にして、手をポンッと叩いた。




「で、その子がなんだって?」





花梨に顔を近づけながら、聞き付ける夏樹に、花梨は頬を小さく膨らませた。





「だーかーらー、和馬くんのメールがなんか冷たいの!」





いらいらしながら、手を振る花梨を、驚いた顔をしながら見つめた桃代と夏樹。