「何!?私があんたみたいな超ナルシくんに惚れたとでも思ったのかバカヤロー!!!」



そう言うと、桃代はまた隼人を睨み付けた。





「何が、俺はカッコイイ〜じゃっ!!私にとっては全然だからっ!!てか他の女どもと一緒にすんなよなっ!」



そう言った直後、桃代は隼人から走って離れた。





そして、遠くにいる隼人に顔を向け、最後に心に残っているモヤモヤを一気に出してやった。






「なめんなよー!!!」


最後に舌を出して、まるで幼稚の様に隼人にアッカンベーをしてやって、走ってその場から離れて行った。





今の桃代の心の中は
誰かに掃除でもされたかの様にスッキリされていて上気分になっていた。