「はぁ〜、やっと行ったよ」

胸に手を当て、大きく呼吸をする。



「ちょっと!桃代っ!!」



夏樹がいきなり、桃代の肩を叩いてきた。



「なっちゃん、どーしたん?」




夏樹は黙って、花梨の方に指をさした。




桃代は、わけがわからず
黙って夏樹が指をさす花梨の方を見てみた。





「げっ…やばいな…」



花梨を見た桃代は、驚いた。





花梨は、両手を上げて顔をニヤつけさせながら、上の空のだった。






花梨の周りには
ピンクのオーラが漂っていた。




「駄目だこりゃ」





「だね」




桃代と夏樹は、こんな花梨を見て、二人顔を合わせた。