「隼人くんに告られた?」
「しぃ〜花梨!他の子に聞こえたら殺されちゃうでしょ?」
「あ…ごめん…」
休み時間の屋上
騒ぎを立てる夏樹をおいて桃代は花梨だけをつれ
昨日の放課後にあった
出来事を花梨に話した。
「まぢありえないでしょ?」
呆れたように
ぐったりと座る桃代に
花梨は心配そうに聞いた。
「本当に隼人くん
冗談で告ったのかな〜?」
その花梨の言葉に
桃代は大きなため息をついた。
「はぁ〜〜?何で、あんまり関わってないのに
好きになるのよー?
冗談にきまってるじゃん」
笑いながら話す桃代に
花梨はどこかひっかかる気持ちを抱いていたが
何度桃代に言っても
同じ言葉が返ってくるので
諦めて花梨は
桃代と教室にむかった。