「だってさ、好きなんだろ?」





「ー…ま、まぁ」



照れながら返す隼人に
和馬は続けた。




「大好きか?」




「…………ぇ、まあー」



さらに照れる隼人に
和馬は肩に手をガシッ!と掴んで隼人を揺らした。





「それだったら自分の気持ちをはっきり伝えたらいいじゃないか?」






「……………」




隼人は黙った。






「スッキリしたくないか?」


その和馬の質問には


「それはしたい!」



と即答した隼人に
和馬は笑いかけた。





「じゃあさ、気持ちをリフレッシュしたい気分で告ったら?」





「………」



隼人はしばらく黙り込んで一人考えていた。






「まぁーしばらく考えてみ?」




そう和馬に言い渡すと
ちょうど鳴ったチャイムに

和馬は自分の席へ行ってった。