「……………」




「……………」




何分ぐらいだろう


二人は互いに黙ったままで何もせずに見つめ合っていた。



桃代は睨んでいたが…







隼人は






やべぇ

なんか今になってドキドキするんですけど




改めてこんな近くから見た桃代の顔に


どうやらこの先何をしたらいいのかわからなくなってしまったらしい。





桃代は





どうやって逃げようかな



今は両手を押さえられているから使えないし



かと言って口だけだと
相手が切れて、何するかわからないよ…



今の所、この立場上、誰がどう見ても隼人が有利だし…




と隼人から逃げるための作戦を練っていた。



ここでも
かみ合わない二人…。