「何だよ隼人!隼人!ってさ俺らはどーすんだよ!」




黙って聞いていた男子達が
あまりにしつこい女子に反論し始めた。




「そーだそーだ!
そんなんやったら隼人がかわいそうやし、残された俺らもかわいそうや!」




一人が言い出すと




「皆が平等にできるやつにするべき!」



周りも勇気をもらい

だんだん反論する人達の輪が広がっていった。





あ…ありがとう…。






そんな男子達を

隼人は今にも流しそうな涙をおさえながら



女子に反論している

勇気ある男子に

心から感謝していた。