「っくしゅん!!」
「うわぁ〜桃代でかいくしゃみしたぁ」
花梨に抱き着きながら
汚そうに鼻水をたらしそうなっている桃代から遠ざかる夏樹。
「仕方ないじゃん
でるもんは出す!」
「桃代女捨てたね」
夏樹が冷たくそう突き放すと
桃代は、別にどうでもいいような顔をして夏樹から顔を離した。
ブルッ
桃代は、一瞬体が勝手にぶらついてしまった。
さっきから
寒気がしていた。
な…なんか
誰かに想われているような変な感じがするんですけどー…
そう思った桃代は
恐そうに周りを見渡すが、それらしき人はいなかった
ま、いっか
気のせいだな
開き直った桃代は、花梨と夏樹と楽しく話をした。
まさか、この時隼人が悪い考え事をしていたなんて
桃代は知らなかっただろうー…。
かわいそうな桃代〜…。