おかしい…
隼人はあきらかにおかしいと言わんばかりの顔をしながら
自分のベットの上から天井を見つめていた。
何だったんだろう…
何だかいきなり胸がドキッってなって
それから〜…
隼人はその先から全くわからなくなってしまう。
今まで恋愛をしたことがない隼人。
そりゃそうだよ
隼人は“今”まで自分しか見ていなかったから
でも、今は違う
「あいつのあの笑顔をみてからだったかなー…。
変な気持ちになったの」
頭にあの桃代の笑顔がやきついてしまった隼人は
何度も何度も桃代の顔を思い浮かべる。
思い浮かべるたんびに
胸はドキドキしだす。
それが気に入らないのか
隼人は何か詰まったような表情をしていた。
「明日和馬にでも相談するかな…」
そう独り言を呟いた途端に大きなあくびをかぐと
隼人はいつの間にか深い眠りに入っていた。