「和馬のばかやろーー!!!」
隣で見ていた桃代は驚いていたが徐々に笑いだしていた。
「あはははー…素直すぎ!」
「るせー」
そんな桃代をみていた隼人も、いつの間にか笑いがもれていた。
そんな二人を囲む七月の夜空には、流れ星が一つ小さく流れていた。
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「花梨…ちょっと話そうか」
「うん。」
まだ、早過ぎて誰もいない教室。
あれから、桃代は、花梨にメールで学校に早く来るように送っていた。
「スキなんでしょ?和馬くんが…」
いきなり、言われたからか、花梨は驚いていた表情をしていた
だが、だんだん暗い表情になっていった。