「てか、あの二人今いい感じなんじゃねー?」




ニシシと笑いながらだるそうに立っている桃代にいった。





「そーいえば、そうだね!」






つられて、桃代も笑いかけた。






隼人が空を見上げながら呟いた。





「あの二人うまくいったらいいな…」





心からあの二人をくっつけたいんだなー…




心から友達の恋を応援しているだなー…





この時の桃代には、空を見上げている隼人が別人にみえた。







いいトコあるじゃん






と関心していたら、いきなり後ろの列から声が聞こえた。





「ねぇーあの人まぢカッコイイ〜」




「あっ!本当だやべー」





四人ぐらいの女子がこちらに熱い目線をむけていた。






桃代は恐る恐る隼人に目を向けると






隼人はその子達に向かっていつもの勝負スマイルをみせつけていた。






言うまでめなく






その、四人組の女子達は、隼人の虜になってしまった。








やっぱりキモい。







桃代は思ってしまった。