よくわかんないから全部買って行ってやるか。
シュークリームを買い終わってコンビニを出たら16時30だった。
陽菜の家まで20分ぐらいだから家に帰ってすぐ出れば17時ちょい過ぎにはつくか。
家について準備をして家を出た。
いつもより歩く速さが早かったのか15分ぐらいでついた。
『ピンポーン』
「陽菜、いないのか?まぁ、5分早くついちゃたしどっかいってんのかな。」
17時から10分近く過ぎると
『ガサガサ』
なんだ?音のなってる方を向くと、大量のレジ袋を持った陽菜が今にも転びそうな勢いで走ってきている。
あんな量、女子が持つ量じゃないだろ。
「姫宮、大丈夫か??」
心配になって陽菜に声をかけたのに陽菜は「ごめんなさい!」と謝り出した。
なんで、急に謝りだしまのかと思ったが陽菜の話を聞いて謝った理由がすぐに分かった。
陽菜は待たされたのを怒ってるんだと思ったみたいだ。
陽菜の家に上がり2階に行くとこないだ案内してもらった部屋を見つけた。
「ここが今日から俺が使わせてもらう部屋か」
大体6帖ぐらいの部屋だ
ベットや机はもう置いてあって、30分ぐらいで大体の整理は終わった。
ちなみに、隣は陽菜の部屋だ。
気分転換に外の空気を吸おうと思ってベランダに出ると空はものすごく綺麗だった。
「綺麗だなー。」
そんなことを呟きながら、色々と考えていた。
部屋は大体、前と同じ感じになっだけど1つ違うことがある。それは、前は陽菜との写真を机の上に置いてあったが今は倒してあること…
陽菜が俺のことを思い出しますようにと星に願ってみた…
「よし!出来た。」
今日はカレーとサラダを作ってみた。
時計を見ると18時ちょい過ぎ。
八神君を呼びに行かないとと思い八神君の部屋に行った。
「ふぅー。」
『トントン』
ノックをしても返事がない。
「あれ?寝てるのかな?」
申し訳ないけど入らせてもらおうかな…
「失礼しまーす。」
ベッドの方を見ても八神君はいない。
どこいっちゃったんだろ…心配になっていると
ベランダに人影が
あ、ベランダにいたんだ。
『ガラガラ』
八神君は音に気づいたのか私の方を向いた。
「ごめんね。勝手に入っちゃって…ノックしても反応なかったから…」
そう言うと
「姫宮が謝ることはないよ。呼びに来てくれたんだろ?聞こえてなくてごめんな。下降りるか。」
そう言って、八神君は微笑んでくれた。
「いただきまーす!」
『パクっ』
八神君が
カレーを一口。
「あの、美味しくなかったら…食べなくていいから…」
八神君の反応が止まってしまっていて、まずかったのだと確信した。
「ほんとに、無理しなくていいから!」
そう言うと…
「すごい美味い!」
「え?まずいんじゃなくて?」
「まずいわけねーよ。すごい美味い!」
「よかったー。動き止まっちゃったからまずかったのかと思った笑」
「反応薄かったかごめん。でも、すごい美味いよ!俺、料理作れないからこれからも頼んでいいか?」
「もちろん!こんな料理でよければ!」
「ありがとな!料理はできないけど俺もなんか手伝うから。」
「うん!ありがとう!」
話している間にお互い食べ終わっていた。
食器を洗おうとキッチンに向かってお皿を洗おうと思ったら…
「あっ!お風呂洗わないと!」
急いでお風呂場に向かった。
お風呂を洗い終わりお風呂を沸かし終わって、キッチンに戻ったら途中だったはずの洗い物がすべて終わっていた。
八神君がやってくれたんだ。
八神君は洗い物を済ませてくれて今はソファーに座ってテレビを見ていた。
「八神くん、洗い物してもらっちゃってごめんね。ありがとう。」
「お礼言われるほどじゃねーよ。言ってくれれば俺やるし。あんまり俺に気を使わないで?」