「冬馬さんって言うんだ、カッコいい名前だね。」

「それ本人に言ったら喜ぶよ!」

フードのお兄さんはそうかなぁというと黙ってしまった。


「で、お兄さんの名前は?」


聞くつもりなんかなかったけど、あんな綺麗な顔を見たら名前が気になってしまったのだ。