ー数分後ー

「ただいま戻りました。」

「おう、珍しいじゃねぇか、叫ばないのは」

「土方さん、見てわからないんですか?」

「何が・・・、なんだそれ。」


土方と呼ばれた男が眉間にシワを寄せる。


「妙な着物を着ていて、道に倒れていたので
連れてきました。」

「そうか・・・とりあえず寝かせとけ。」

「部屋余ってませんけど?」

「総司、斎藤、お前達の部屋でいいだろ。」

「えぇ〜・・・。わかりました。」


総司と呼ばれた方は渋々といった感じで頷き


「御意。」


斎藤と呼ばれた方は無表情で頷いた。