学級委員は仕事は多いが、基本は一人でもこなせるような仕事ばかりだ。

だから、一人での作業は差ほど大変ではないし、割と楽。

しかし、これが盛り上がらない。

仕事なんてただただ面倒臭いだけなので、盛り上がっても可笑しいが、一人だと寂しくなったりする。

かと言って、男子と話せる訳でもないので、居ない方が私には合っているんだと思う。


虚しいけど、人見知りなんだから仕方無い。

「また学級委員に押し付けたの?」

聞きたくない内容が、嫌でも耳に入ってくる。

生憎、イヤホンは持っていないから音楽は聞けない。

聞きたくない。

その思いが募るほど、それは聞き取りやすくなっていく。

「押し付けたらダメって思うくらいなら、遊びに誘うなよな」

「だって今日しかないんだもんー」

「たまにはパァーっと遊ぼうぜ?」

たまには、なんて嘘だ。
…いつも、分かっているかのように、仕事がある日に遊びに誘っている。

先生なんか、それを咎めようとはしない。

私は一体何者なんだろう。








変な高望みはしないから、


童話のシンデレラのように、幸せになってはくれないだろうか。