「なにすんの、美佐枝」
「なにすんの、って、何してんの!」
「好きですって言った」
「聞こえたよ。あんた声大きいんだもの。ってか周り皆聞いてた。橘先輩に告白だなんて図々しいにも程があるよ」
「橘先輩っていうの? 野球部? なんで坊主じゃないの?」
美佐枝は目を丸くしたあと、大きくため息をついた。
「なにすんの、って、何してんの!」
「好きですって言った」
「聞こえたよ。あんた声大きいんだもの。ってか周り皆聞いてた。橘先輩に告白だなんて図々しいにも程があるよ」
「橘先輩っていうの? 野球部? なんで坊主じゃないの?」
美佐枝は目を丸くしたあと、大きくため息をついた。