「俺は別にオマエの顔なんか見たくもねーし」

「オマエじゃないです。さやかです。さんさんさわやかさやかさん♪ 覚えてくれました?」

「明樹、メシ喰いに行こうぜ」

先輩と一緒にいた周りの男子がわらわらと動き始める。

「先輩どこ行くの」

「学食。オマエはついてくんなよ」

「何で?」

「邪魔だから」