なんなんだ?

Kについて異様に食い付いて来て。確かに、質問は一つだけだったけど必死?なのか?あれは。

だから、少し。いや、かなり驚いていた。

……のだろう、あれは。こいつ、感情読み取りずらいから。

私が不思議がっているのが伝わったのか、時友が教えてくれる。

高2組は、あまり話せていないから、距離感が掴みにくい。

一応、相手がタメ口でいいって言ったからこちらもタメ口にさせてもらうけど。

てか、相手側が留年していない限り(主に馬鹿そうな金髪だけど)同じ年だし。まぁ、それは1年組にも言えるのだけど。お?結局全員じゃね?

まあ、いい。

「紫陽さん?大丈夫?

えっと…、龍喜はね、Kに憧れている人がいるんだ。」

どうやら、私が長い間回想にフケていたため時友が戸惑っていた。