龍に誘われて暴走族に入った。だからあまり家に帰ることはなくなった。うちの家は父親が本職で母親は極道の妻状態。
勉強とかも先輩に見てもらってたから教科書も全部倉庫に置いてあった。帰ると言っても寝に帰るだけなのでそのまま倉庫で済ませてしまうことが多かった。
だってあそこ、風呂も洗濯機もあるし。
神龍に入ったことを伝えたら「いいよー。死なないでねー。」くらいの簡単なものだった。
俺が中学2年になった時、兄貴は大学に入った。その頃にはすっかりチャラくなっていて、女遊びも激しかった。
俺には彼女が出来た。部活はやってなかったけど運動も勉強も努力をして一通りにはできるようになったし。
まぁ、至って普通の中学生の青春って感じだ。
「それじゃあ、またな。」
「うん、バイバイ。」
俺の放課後は、タイミングが合えば彼女を家までおくった後に倉庫に行く。彼女は黒髪ボブの清楚系。少し大人しい感じで少し落ち着かない。
あまり女子と関わることは無かったし。関わることが多い一個下の千歩はこんなタイプじゃないから。
ソワソワモゾモゾするけれどそれも含めて居心地がいい。楽しい。
少なくとも、彼女は俺を見てくれていると思っていた。だけど。
勉強とかも先輩に見てもらってたから教科書も全部倉庫に置いてあった。帰ると言っても寝に帰るだけなのでそのまま倉庫で済ませてしまうことが多かった。
だってあそこ、風呂も洗濯機もあるし。
神龍に入ったことを伝えたら「いいよー。死なないでねー。」くらいの簡単なものだった。
俺が中学2年になった時、兄貴は大学に入った。その頃にはすっかりチャラくなっていて、女遊びも激しかった。
俺には彼女が出来た。部活はやってなかったけど運動も勉強も努力をして一通りにはできるようになったし。
まぁ、至って普通の中学生の青春って感じだ。
「それじゃあ、またな。」
「うん、バイバイ。」
俺の放課後は、タイミングが合えば彼女を家までおくった後に倉庫に行く。彼女は黒髪ボブの清楚系。少し大人しい感じで少し落ち着かない。
あまり女子と関わることは無かったし。関わることが多い一個下の千歩はこんなタイプじゃないから。
ソワソワモゾモゾするけれどそれも含めて居心地がいい。楽しい。
少なくとも、彼女は俺を見てくれていると思っていた。だけど。