「お兄さん達、だぁれ?」
振り返った時に短い髪の毛が揺れる。男の子、なのだろうけれど顔は結構中性的。どちらかと言ってしまえば女顔。
「かわいい、、」
千歩が呟いたのもうなずける。
シャツに蝶ネクタイ、サスペンダーにチェック柄のショートパンツ。私が思い浮かぶ典型的なお坊ちゃまみたいな服装。
「俺は、龍喜。そこにいる金髪は…………、」
十勝が一人一人を紹介していく。怖々と見上げられたから、ヒラヒラと手を振った。
すぐに顔をそらされたけど。いやなんで?そんなに怖い?確かにツリ目だけどさ。うん。酷い話だ、全く。
一通り、私たちの紹介を聞いていた男の子が今度は自分が紹介をする、と言う意気込みを込めてだろう。手をぎゅっと握ってこちらへ顔を上げた。
上げた、のに口から紡がれる言葉はなくて、だんだんと苦しそうな表情に変わる。
「どうしたの?大丈夫?」
心配して差し出した千歩の手を少し驚いたように見て半歩後ろにさがる。
「ねぇ、僕の名前はなんだっけ、、、?」
振り返った時に短い髪の毛が揺れる。男の子、なのだろうけれど顔は結構中性的。どちらかと言ってしまえば女顔。
「かわいい、、」
千歩が呟いたのもうなずける。
シャツに蝶ネクタイ、サスペンダーにチェック柄のショートパンツ。私が思い浮かぶ典型的なお坊ちゃまみたいな服装。
「俺は、龍喜。そこにいる金髪は…………、」
十勝が一人一人を紹介していく。怖々と見上げられたから、ヒラヒラと手を振った。
すぐに顔をそらされたけど。いやなんで?そんなに怖い?確かにツリ目だけどさ。うん。酷い話だ、全く。
一通り、私たちの紹介を聞いていた男の子が今度は自分が紹介をする、と言う意気込みを込めてだろう。手をぎゅっと握ってこちらへ顔を上げた。
上げた、のに口から紡がれる言葉はなくて、だんだんと苦しそうな表情に変わる。
「どうしたの?大丈夫?」
心配して差し出した千歩の手を少し驚いたように見て半歩後ろにさがる。
「ねぇ、僕の名前はなんだっけ、、、?」