『え…?いつもそんなに酷いの?』と聞けば、

「それはもうひどすぎる」

と真顔の返答が返ってきた。思い出して頭が痛くなったのか、千歩が頭を抑えている。



「だって!いつも言ってるんだよ?柄物と柄物は合わせちゃダメだって!それなのに龍くんは合わせるし!チェックの上下はとてもひどいと思った!酷いとは思ったけどまさかあれがまともな方だとは思わなかったよ!

なに!?水玉とボーダーって!」


千歩の怒涛の勢いは、金髪が「起きたか。朝ごはん出来たぞ。」、と呼びに来るまで続いた。


1時間の早く起きたから荷物の準備をして服を着替える。適当に取って着替えたけど十勝よりはセンスが悪くないと思いたい。


「ああ、そう言えば紫陽のは伝えていなかったな。

今日のキャンプ、泊まりだから準備しておいてくれ。」

階段をおりながら伝えてきた十勝の顔を『もう少し早く言え』と殴りかからなかった私を褒めて欲しい。




「おはよう、里香ちゃん」
「おはよー、りかちん!」

下に行けば今日はまだ会っていないメンバーが居る。そう言えば私たちの方が朝ごはんは先だったな。

なんでも、寝起きの悪い永富を時友が起こしていたそうな。いや、寝起き悪い人多くね?気のせい?気のせいか?