「でも!それでも私だけが傷つかないなんて良くないでしょ!私だって!!私だって、頼りないかもしれないけどみんなを!!「千歩。」……なぁに?」
「俺は。俺達は、お前を守りたかった。大切なやつを守ってこさえた傷は俺達の勲章だ。守れたっていう証。お前が無事なら、それでいい。
千歩も自分で主犯たちを倒して一緒に戦おうとしてくれただろ?それだけで十分だ。
ありがとう。」
手が頭を動く度に、柔らかそうなサラサラとした髪の毛が揺れる。
「……うん。ごめんね。守ってくれてありがとう。」
すっと、目を細める。違うんだよ、そうじゃない。お前らは傷つけたくなかっただけかもしれないがお姫様は戦いたかったんだ。
みんなと一緒に。守られるだけじゃ嫌だったんだ。
だから、
だから。
「里香ちゃんも、ありがとう!手、怪我しちゃったよね。私が手当する!!」
『ありがとう。』
それでも、笑っていられるなんて。お姫様は強いね。
「俺は。俺達は、お前を守りたかった。大切なやつを守ってこさえた傷は俺達の勲章だ。守れたっていう証。お前が無事なら、それでいい。
千歩も自分で主犯たちを倒して一緒に戦おうとしてくれただろ?それだけで十分だ。
ありがとう。」
手が頭を動く度に、柔らかそうなサラサラとした髪の毛が揺れる。
「……うん。ごめんね。守ってくれてありがとう。」
すっと、目を細める。違うんだよ、そうじゃない。お前らは傷つけたくなかっただけかもしれないがお姫様は戦いたかったんだ。
みんなと一緒に。守られるだけじゃ嫌だったんだ。
だから、
だから。
「里香ちゃんも、ありがとう!手、怪我しちゃったよね。私が手当する!!」
『ありがとう。』
それでも、笑っていられるなんて。お姫様は強いね。