『分かった。私も連絡した方がいい？』

「ああ、じゃあ、律に頼む。俺は輝にするから。」

『分かった。』

イヤホンを付けて、電話をする。

焦るな。冷静に。冷静に対処しろ、感情的になるな。

大丈夫。お姫様には永富が着いているのだから。

「もしもし？里香ちゃん？」

応答した時友に今までの連絡をする。

1度、予想の空き教室___備品室その1がある旧校舎入口で待ち合わせをすることにした。

旧校舎は空き教室や特別教室があるだけで普段人は寄り付かない。

こういうことには絶好の機会だろう。

移動をし始めれば、神龍のお姫様誰かがどんパチするという情報が回ったのかは分からないが人がだんだんとはけていく。

都合がいい。

人の間を縫うように廊下を十勝と一緒に駆け出した。