三日間、念入りに計画を建てた。

そして望むは三日後の今日。

「今日か。」

いつも、何を考えているか分からない無表情をしている十勝が頼りになる総長の顔をしている。

「そうだな。やれるだけのことはやったもんな。」

何かを訴えるように私の顔を不機嫌気味に見てくる金髪。


『言いたいことがあるなら、言いなさいよ。』

そう訴えるように言えば、金髪は舌打ちをして私から視線を外した。

「あはは、輝はかなり使われてたもんねぇ〜!」

ケラケラと笑う永富に、呆れたような視線を向けたあと盛大なため息を吐き出した金髪。そう言えば何気に、永富と金髪のコラボは初めてかもしれない。

「まあな、当日はその分仕事がねぇからな。てことで、連絡係のC班さんよ、頑張ってくだせえ。」

ニヤリ、と笑った金髪に

「もちろんだよ〜。僕達のお姫様に手出しはさせないよ?

B班さんは、当日の流れを指くわえて見ててよ〜。」

永富も口角を上げる。

案外仲がいいのかもしれないな、と思った。