さっき断ったはずなのに、十勝達が車で迎えに来てくれたためその車で、倉庫に帰る。
十勝はイヌオくんと一緒に写真を撮れたのが嬉しかったのか、未だにスマホを何回も眺めてニコニコしていた。
前の助手席からため息が聞こえたのと同時に、十勝を見て再度ため息を吐いた所から察するにさっきからずっとこんな調子なのだろう。
副総長は、総長が抜けているほど大変だ。まぁ、本気を出せば凄いという人もいるけど。
隣に目を向ければ十勝に耳と、ものすごい勢いで横に振られている尻尾が見える気がしたがきっと気の所為だろう。
視線をずらして、こめかみを抑えた。
私、疲れてんのか?
いや、きっと。そうに違いない。
耳としっぽが見えるって……。末期だろ。
そんなこんなで倉庫につき、運ちゃんにお礼を言って車をおりた。
目の前にそびえ立つ倉庫は、まだ、見慣れない。
「紫陽、どうした?入るぞ。」
怪訝そうな顔で見てくる十勝と金髪の後ろについて倉庫内に入る。
「「こんにちは!総長!副総長!」」
相変わらず、上の人への敬い方が凄まじいと思った。
上下関係も、あまりにも厳しすぎるとそれはもう1種の宗教にしか見えなくなってくる。
Kは総長があんなんだったから、この環境は慣れないな。
「よう」
「おう」
各々挨拶してたので、再び軽く会釈しとく。
十勝はイヌオくんと一緒に写真を撮れたのが嬉しかったのか、未だにスマホを何回も眺めてニコニコしていた。
前の助手席からため息が聞こえたのと同時に、十勝を見て再度ため息を吐いた所から察するにさっきからずっとこんな調子なのだろう。
副総長は、総長が抜けているほど大変だ。まぁ、本気を出せば凄いという人もいるけど。
隣に目を向ければ十勝に耳と、ものすごい勢いで横に振られている尻尾が見える気がしたがきっと気の所為だろう。
視線をずらして、こめかみを抑えた。
私、疲れてんのか?
いや、きっと。そうに違いない。
耳としっぽが見えるって……。末期だろ。
そんなこんなで倉庫につき、運ちゃんにお礼を言って車をおりた。
目の前にそびえ立つ倉庫は、まだ、見慣れない。
「紫陽、どうした?入るぞ。」
怪訝そうな顔で見てくる十勝と金髪の後ろについて倉庫内に入る。
「「こんにちは!総長!副総長!」」
相変わらず、上の人への敬い方が凄まじいと思った。
上下関係も、あまりにも厳しすぎるとそれはもう1種の宗教にしか見えなくなってくる。
Kは総長があんなんだったから、この環境は慣れないな。
「よう」
「おう」
各々挨拶してたので、再び軽く会釈しとく。