最後に。
小春、俺はおまえのことを世界一愛してる。
おまえに出逢えて、本当に救われた。
俺に、居場所をくれてありがとう。
蓮
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泣いてはいけない。
だけど今だけは…今だけは泣くのを許して？
小春は蓮からの手紙を抱きしめながら涙を流した。
蓮さんだってきっと不安いっぱいなはずなのに…それなのに私を気遣ってくれるようなことばっかり書いてくれていた。
私の想いを届けることはできないけれど…今はただ蓮さんの無事を祈ろう。
そして私は蓮さんが戻ってきてくれたとき恥ずかしくないように精一杯生きよう。
…そう心に誓った小春だった。
