斎藤くんがあたしたちの教室に来たのは、たぶん初めてだと思う。
制服をちゃんと着こなして、だけど全然ダサいと思わないのは、大人っぽい落ち着きのせいだろうか。
「あ、う、うん。まあまあ、かな」
「そっか。僕も。松野さん、最近急に伸びてきてるだろ。気になってて」
「う、うん。世界史は、斎藤くんに負けたくないな~って」
話題は堅いっちゃありゃしない。
でも、ものすごくチャコが緊張してるけど、嬉しそうだ。
斎藤くんとチャコって、いつの間にかこんなに喋ってたんだ…。
「チャコー、あたし先帰る」
「えっ、ちょっとアヤ~!」
「じゃ、斎藤くん、チャコをよろしくお願いします。ああ、このコ、昌子、マチャコ、チャコ…ってワケなんで、チャコって呼んでるんです。じゃ、頼みまーす!」
ひゃあ、あたしまでテンション上がってきた!
制服をちゃんと着こなして、だけど全然ダサいと思わないのは、大人っぽい落ち着きのせいだろうか。
「あ、う、うん。まあまあ、かな」
「そっか。僕も。松野さん、最近急に伸びてきてるだろ。気になってて」
「う、うん。世界史は、斎藤くんに負けたくないな~って」
話題は堅いっちゃありゃしない。
でも、ものすごくチャコが緊張してるけど、嬉しそうだ。
斎藤くんとチャコって、いつの間にかこんなに喋ってたんだ…。
「チャコー、あたし先帰る」
「えっ、ちょっとアヤ~!」
「じゃ、斎藤くん、チャコをよろしくお願いします。ああ、このコ、昌子、マチャコ、チャコ…ってワケなんで、チャコって呼んでるんです。じゃ、頼みまーす!」
ひゃあ、あたしまでテンション上がってきた!