「いいえ。

そんな意味で言ったんじゃなくて・・・

家族と過ごさなくていいんですか?」



香恋はホントに優しい。



そんなことに気を遣ってくれなくていいのに・・・



「オレさぁ

優奈のお兄ちゃんだけど、

たまにはちゃんと彼氏らしいこともしたいんだよ!」



「じゃあいいんですか?」



明るくなる香恋。



「当たり前だろ!」



「私ケーキ作りましょうか?」



また唐突な発言。



「いいのか?

ピアノとかも大変なのに・・・」



クリスマスの時期は結構忙しい。




だからクリスマスに予定が無いと聞いてビックリしたのだ。



「そこは大丈夫です!

いつも練習してますし!」



自身たっぷりなとこがまた香恋らしい。