「お疲れ様。」



あんなに速く走ったのに息も切らしてない香恋。



「優也クン!

見てくれました?」



笑顔の香恋。



首筋に汗が輝いていた。



首にタオルを掛けて



「速かったな! すげぇ以外!」


香恋を褒めた。



オレに褒められて上機嫌の香恋。



「優也クンお昼どうするつもりなんですか?」



「売店で買おうかなぁ~なんて思ってるけど?」



オレの言葉を聞いてパァっと香恋が笑顔になった。



「あの迷惑じゃなかったらですけど・・・

お弁当作ってきたんです。

一緒に食べませんか?」



迷惑なて思うはずがない。



だって大好きな彼女の手作り弁当が食べれるのだから。



「全然迷惑なんかじゃないよ。

オレのために作ってくれたの?」



香恋は恥ずかしそうにうつむいてコクっとうなずいた。



「サンキュー」