「なんだ、お前か。何しに来たんだよ」

「別に、何でもないけど」

「てか、何でお前びしょ濡れなんだよ」

バレてるのか。

「今朝、綾瀬君にくっ付いてた女子が私のことトイレに呼び出して、水かけられたの」

「………っ、なんだよそれ!!?」

「え、えぇ??」

突然声を張り上げた綾瀬君。
私のこと心配してくれてるのかな。

「だから、乾かしにここに………」