「好きでもない女子と放課後過ごす気ない」

え、綾瀬君、昨日私と一緒に帰ったよね。
それって、え?
えぇ!!?

「それに、お前みたいなギャル女嫌いだから」

「な、凪緒君………」

ギャル女はその場でしゃがみ込み泣いてしまった。
周りにいた女子群が、彼女を慰め始める。

見てて痛いな。

私はぼーっと眺めていると、綾瀬君が私を呼んだ。

「ほら、何突っ立ってんだよ。早くしろよ」

「う、うん!!」